シニア生活

「シニアSNS炎上」なぜ? 怒りのコントロールをしてみよう。

最近何気に、私と同年代の人はどんなブログを書かれているのか気になって検索

していました。

そこで目に留まったのが

「シニアのSNS炎上増加中」という見出しでした。

有名人や芸能人、若者のノリの発言ならいざ知らず「シニア」でも・・・ちょっと

した驚きでした。

ブログは何年か前のもので、探したのですがどんなブログが炎上したのかまでは

わかりませんでした。

 

お店の窓口でひどく声を荒げて怒っている年配の男性を見たことがある。かなりお年の人だったよ。

杜井志帆
杜井志帆

私も電話で急に「そんな言われることはない!」と怒鳴られたことがありますよ。別に責めた言い方じゃなかったと思うんだけど・・・。

 

 

なぜシニアのブログが炎上したのか

 

そのブログでは、シニアの発言で目立つのが、サラリーマンの縦社会を生きてきたため

自分の意見に固執して、反論を許さない

ものが多いそうです。

反論に対しても攻撃的な言葉で応酬しているようです。

 

私も長年タテ社会(男性優位の会社)で働いてきましたから、そういう発言が

あっても不思議はない気がします。

何度も「正論」という理不尽さにさらされたことがありました。

 

会社をリタイヤしても、過去の会社での立場は過去のものだと割り切れないの

かもしれません。

自分の意見を持つことは大事なことですが、問題は反論や違った意見に対して

感情的になってしまうことです。

人の考え方はいろいろです。

「こういう考え方の人もいるんだ」と受け流せないことが問題なのでは

ないでしょうか。

 

SNSでは匿名だったり、自分の顔が見えないことで、リアルな面と向かって

は言えないような暴言を吐くことが、昨今では問題になっています。

 

 

正義中毒

 

脳科学者の中野信子先生が著書「人はなぜ、他人を許せないのか」で書かれていた

言葉が「正義中毒」です。

いい例が芸能人の不倫だとか、離婚だとか、知り合いでもなく直接関係ないことなのに

一斉に非難を浴びせる。

 

自分の考えていることが「正しい」と思い込んで、自分の考えと違うことは間違って

いるとして正義の制裁を加える。

 

シニアのみならず日本人は陥りやすいそうです。

 

 

 

脳の問題

 

「キレる老人」と以前話題になったことがありましたが、そのとき「脳の衰え」

が原因の一つにあげられていました。

「正義中毒」でも老人に限らず、「脳の衰え」を中野信子先生は指摘されていました

感情、特に怒りをコントロールする前頭前野が衰えている可能性が高く加齢に伴う

萎縮が目立つそうです。

 

では、前頭葉は何歳くらい衰えるのか?

早ければ40代から衰えが見られ、意欲がでなかったり、発想力もつられて

落ちてくるそうです。

 

私も考えてみると、「怒りっぽくなっている」気がします。

ただ「怒り」は自分の身を守るために備わった感情なのです。

「怒り」をどうすればよいのか!

そこに何か解決の糸口があるかもしれません。

 

 

怒りをコントロールする

 

「アンガーマネジメント」という言葉を聞いたことはありませんか?

「怒り」は怒りとして認めコントロールする方法をトレーニングする

ことです。

職場での人間関係のトラブル回避方法として注目が高まっています。

自分自身が怒る場合のみならず、相手から怒りを向けられたときにも

役立つと思いました。

 

アンガーマネジメントを学ぶことで

・怒ることが減るので、ストレスが減少する
・怒りでの衝動的な行動を抑えられ、パワハラ防止になる
・怒りにとらわれて、何も手につかなくなることが減る
・相手に怒ること以外の対処策が見つかる

 

 

アンガーマネジメントの実践

・怒りが起こったとき「6秒」数える
・自分の「こうあるべき」の許容範囲を広げる
・怒ること以外の方法を探す

 

まず、「カッとしたとき」最初の6秒間が「怒り」のピークなんだそうです。

そんな時「1.2.3・・・6」と数えてみましょう。

そして、それは自分のどうしても許せないことなのかどうか考える癖をつける

といいそうです。

例えば「待ち合わせ時間に遅れるなんて許せない。」ならば、自分の楽しい

と感じられるところで待つようにする。

私なら「書店」での待ち合わせなら、本を見ていると楽しいので遅れたことが

気にならないです。

「今本当に怒るべき?」かの疑問を持つことが大切なようです。

後で話せば済むことかもしれません。

 

詳しくはこちらへ

https://www.angermanagement.co.jp/

 

 

対面だけでなく、ブログの向こう側には「読み手」としての「相手」がいること

をいつも考えていなくてはいけないと思いました。

そして、「怒り」を抑えられない人もいるのだという認識も持たなければ

いけないのかもしれませんね。

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